避妊用ピルを飲み忘れた場合の対処法

笑っている若い女性

避妊のためにピルを服用する人は一時期に比べて増えてきたとされていますが、毎日飲まなければならないため忙しいとつい忘れてしまうこともあると言えます。
その場合、慌てて2錠分服用するべきなのか、あるいは忘れた分は飲まなくて良いのか、どのような対処をするのが望ましいのか気になるところです。
そこで、もしピルを飲み忘れた場合にはどのように対処するべきなのか正しい対処法について学んでみましょう。
これからピルの服用を考えている人には必見です。

ピルは48時間飲み忘れると効果が無くなる

避妊用ピルを飲み忘れた時、どうなるのかきちんと把握している人はどれくらいいるでしょうか。
毎日飲まなければいけないことはわかっていても、実際に飲み忘れた場合にはどうすれば良いのかはっきりわかっていない人が多いと思われます。
もしここで間違った飲み方をしてしまうと十分に避妊効果を発揮することで出来ず妊娠してしまう恐れもありますので、ここでしっかりと対処法について学んでいくことをおすすめします。

まず、ピルを飲み忘れた場合どのようになるのか考えてみましょう。
ピルは体内のホルモン量を増やして妊娠に近い状態にすることで避妊効果が期待できる薬であり、その薬の中には女性ホルモンと同じ働きをする類似ホルモンが含まれています。
ただし、ピル1錠分には24時間効果が持続する分のホルモンしか配合されていないため、毎日飲まなければいけないところを1錠飲み忘れると体内のホルモン量が徐々に低下し始めます。
ホルモン量が低下し始めることで脳の脳下垂体と言う部分から卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンが分泌し始めますので、排卵が起きやすくなり、つまり妊娠してしまう可能性が高くなるのです。

ピルを毎日同じ時間帯に飲まなければならない理由としては体内のホルモン量を一定に保つことで避妊効果を持続させるためです。
飲み忘れてしまうことでホルモン量が低下するために避妊効果が下がって今度は妊娠する確率が高まってしまうことになります。
ちなみに、24時間以内の1錠の飲み忘れであれば避妊効果もまだ期待できると言えますが、最期に飲んでから24~48時間以上経過してしまうと避妊効果がなくなるために妊娠しやすくなるとされています。

さすがに前回の服用から48時間も空いてしまうと避妊効果はほぼなくなると考えて良いでしょう。
しかし、24時間以内に飲み忘れたことに気づいた場合にはすぐに服用すれば避妊効果はまた持続することが出来ます。
48時間以上経ってしまった場合にはどう飲めばいいのか気になるところですが、すでに体内のホルモン量が低下しており排卵している可能性が高いので、避妊しないで性行為を行うと妊娠する確率が高くなります。
そのため、次にピルを飲むとするのであれば次の生理の再開を待ってからまた飲み始めるのが良いと言えます。

ピルの正しい飲み方について

今度はピルの正しい飲み方について改めて考えますと、基本的にピルは28日周期で毎日服用するものとされています。
正しい飲み方をすればほぼ100%と避妊効果が期待できるとされていますので、そのルールを守って飲んでいくことをおすすめします。

まず、大きなルールとしては「毎日決まった時間に飲むこと」です。
決まった時間と言っても、つい他のことをしていてその時間がずれてしまったりうっかり忘れてしまったりすることもあると思われます。
いつも飲んでいる時間から1~2時間程度の誤差であれば問題ないとされていますので、そのまま服用してください。

気になるのは、1~2時間以上経ってから飲み忘れに気づいた場合の正しい飲み方ではないかと思われますが、どのように飲んでいくのが良いのでしょうか。
飲み忘れに気づいてから、1日以内、24時間以内であればそのまますぐに今日の分の1錠を飲むようにします。
次の1錠分を飲むまでの間隔が少し短くなりますがそれでもまた決まった時間に次の1錠を服用しましょう。

次は、ピルを飲み忘れて24時間ちょうど立ってしまった時にはどう飲めばよいのかというと、続けて2錠飲めば問題ありません。
24時間をさらに過ぎてしまった場合には、どのような目的で服用しているかで飲み方が異なるとされています。
この場合は避妊目的ですので残念ながら24時間経過してしまうと避妊効果が薄れてしまいますので、次の生理の始まりを待って終わってからまた服用を再開するのが良いでしょう。
避妊以外の目的で服用している場合には、24時間以上経過していても飲み忘れに気づいたときにすぐに2錠服用して、また次に飲むときはいつものように1錠ずつ飲むことをおすすめします。
このように、飲み忘れてからどのくらい時間や日数が経ったかによって飲み方は異なりますので、間違えないように飲んでいくように心がけましょう。

ただ、ピルの飲み忘れた場合の正しい対処法はあくまで応急処置みたいなものと考えましょう。
場合によっては現在服用しているピルの種類によっては対処法が異なる場合もありますので、飲み忘れに気づいて対処法を行った後でも必ず医療機関に受診するのが良いと言えます。
飲み忘れに気づく前に性行為を行った場合にも妊娠しているかどうかの検査をしておくことをおすすめします。

ピルは種類によって飲み方が違います

一口にピルと言っても実は種類は豊富にあるとされており、それぞれ飲み方に違いがあることをご存知でしょうか。
同じ薬なのだから飲み方にさほど違いがないと勝手に考えて飲むと十分に効果が期待できなくなることもありますので注意が必要と言えます。

ピルには、実は大きく分けて2種類あるとされており、1つは21日間飲むタイプのものと、もう一つは28日間服用するタイプのもので、その飲み方も異なるとされています。
まずは自分がどのタイプのピルを飲んでいるのかを把握して、それに見合った飲み方をしていくのが望ましいと言えます。
21日の日数で飲んでいくピルと28日間の日数で飲んでいくピルの違いとしては、プラシーボと呼ばれる偽薬が含まれているかどうかという差だけとされています。

では、それぞれの種類の飲み方について考えてみましょう。
まず、21日の日数で服用していくタイプのピルは始めから21錠のシートで成り立っており、まずは一番初めのシートを21日間毎日服用したあとその翌日の7日間分は何も服用しません。
7日間、日数を空けたら8日目から次のシートを飲むようにします。
その後はまた21日間全部飲み切るまで同じように毎日同じ時間に服用して、飲み切ったらまた7日間空けて、8日目から普通に服用を再開するのが基本的な飲み方です。

一方、28日間の日数で飲んでいくピルはどのように飲んでいくのでしょうか。
28日間で飲んでいくピルのシートは、21錠分の実薬と7錠の偽薬が含まれているシートでできています。
なぜ7日分の偽薬が含まれているのかというのは、飲み忘れを防ぐためとされています。
まだ初めて慣れていない状態で7日間空けてからまた服用を再開するというのを忘れがちな人にとっては非常に飲みやすいタイプと言えるでしょう。
初心者の多くはこの28日間タイプのピルから始める人も多いとされていますが、もちろん飲み忘れない自信があるなら初めから21日間飲むタイプのピルでも問題ないと言えるでしょう。

ピルの服用している人の中には、飲み忘れを防ぐことよりも服用から解放されてリラックスできることから、21日間タイプのピルを飲む人もいるようです。
28日間タイプのピルは、一番初めのシートを28日間飲み切ったら、空けることなく翌日から次のシートを服用すれば良いので非常に簡単です。
このように、ピルの種類によっては飲み方も異なってきますので、自分にはどのタイプのピルがあっているのかしっかりと考えた上で始めるのが良いのではないでしょうか。